実は革は「デシ」という単位を使って数えます。

１デシは10cm×10cmの正方形のことで、正方形がいくつ入るかによって、革の大きさが変わります。

「デシ」という単位となった理由は、動物によって取れる革の大きさが変わってくるからです。

同じ動物の中でも、体の大きさはそれぞれで、大きい子も小さい子もいます。

どの動物に対しても同じ単位で測れるように「デシ」という単位を使って計測します。

ただ小さなものを少し作るくらいなら、このデジ数で購入する方が多いかもしれませんが、

大きいものを作ったり、私共のように量産したりする場合は「半裁」という言葉を使うことが多いです。

半裁は一頭分の革を背中から切り分けた革のことを言います。

（つまり、一頭から２枚の半裁が取れることになります。）

ですので、半裁のうち、背中の部分と足の部分では革の質も異なってくることになります。